枕の高さはどうやって決めるの?
典型的な枕症といえるようです。固めの枕やベットについては、特別固いものでなければ問題は、ありません。枕については、長年使ってきた好みの問題がありますので、固い枕だから悪いとは一概に言えません。問題なのは、高さと保形性です。 悩みは、高さを正しくとることで全て解決するので、「絵で見るチェックポイント」「枕の高さの決め方」などをご覧になってご自分の高さをつかんで下さい。ここでいう高さとは、見た目の高さでなく、枕を当て仰臥の寝姿勢になったときの高さで、頚椎部の高さと後頭部の高さのことです。寝姿を想像しますと、「典型的高枕」に近い寝姿から「高く固めの羽根枕など」の形に変化する寝姿に近いように思えます。
素材がそば枕とかパイプ枕でしたら、「枕のご紹介」ページの絵をご覧いただいて、内部を小袋に分けてセットすることをお勧めします。こうすることにより、寝返りを繰り返しても安定した高さを保つ枕になりますのでお試し下さい。なお両サイドは横向きに対応するため、頚椎部の高さより2、3cm高く設定して下さい。 なお、体形を拝見していないので、頚椎部の高さは何センチが良いのかはっきりいえませんが、今の枕くらいの高さ、固さで寝てきた期間が長ければ、頚椎の下部が少し前に曲がってきていると思われますので、頚椎部4cm、後頭部1、2cm、両サイドは、5、6cmで良いと思います。市販の枕は、古いデータを元として8cmを基準に作られておりますので、現在の日本人の体形には高すぎます。ちなみに女性の95%は3cm、男性でも30代までてしたら70%は3cmに収まります。