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日向野吉一氏
日本は"マネ"!!
京都は中国
丸の内はロンドン
東京駅はアムステルダム
↓
外国人が来ても驚かない
新宿のネオン街も「きれい」とは言わないし、東京駅は類まれにみる不便さである。
これからの人は、色々な面でやりがいがある。
人間にとって快適なことを考えて生きる人が必要になってくる。
草加に対して思うこと
自分達で
住みやすい
環境づくりを。
草加で生まれ育ったじゃないですか、高砂小の出身。
草加は近郊都市だから、7割の人が東京に勤めに行っちゃう。
ナショナリズムが無いんですよ。
草加の松並木、昭和元年には776本あった、それが123本になっちゃった。
27歳くらいの時、市民に緑を意識してもらおうと、社会運動を起こして、みんなで松を植えて行った。そして、松並木保存会を作ったわけ。それから市民祭りを起こした。
祭りって豊作とか神様を祈るっていうのが多いんですけど、文化祭りなの。
「草加の子どもたちに故郷を」っていうのがテーマ。
この運動が評価されて、表彰されました。関東でトップを取った。
私が、青年会議所の理事長だった時、「近郊都市における街づくり論理」っていうので有識者の前でしゃべって日本一になった。
ただで35万人も呼べるようになった。タオルを売ったりうちわを売ったり、みんなの手作り祭りにしたんだと。
子どもたちに故郷をと言いながら、その子どもたちが成長するに当たって、草加を思う、それがナショナリズムだっていう論理。
この運動を始めたのは10代目の理事長の時で、私は20代目。先輩たちがやってきた運動を発表したわけです。町中喜んでくれましたよ。
先輩たちがやってきたことを発表することで、もう一度、我々も認識したって言うのかな。
ただね、問題は、ずっとそれをやっているわけには行かないんだよ。
我々は緑を植えることが仕事じゃない、意識させることが第一ですよ。
最近では、街角緑化なんかも進んで、意識が高まってきた。
次は、また違う運動を仕掛けたいと思いますね。
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