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第2代目草加さわやかさん でこ煎アーティスト中川京子さん
「でこ煎」−長い歴史を持つ大馬屋さんと新しいデコレーション技術のコラボ
創業160年の老舗「大馬屋」さんは元々は江戸初期、日光街道で伝馬業の統一業者として誕生しました。そののち街道沿いで人々の往来も多いため、塩煎餅を販売して、新たに煎餅屋として生まれ変わりました。
そんな長年の歴史を持つ大馬屋さんと新しいデコレーションの技術がコラボして、2年前「でこ煎」(意匠登録出願中)という新たな商品が生まれました。
砂糖でできているカラフルなクリームを使って、おせんべいの上にとても細かく、可愛らしい絵柄が描かれています。
この商品が生まれたきっかけは、鈴木社長がケーキやデザート類のデコレーションという技術を知ってせんべいに応用できないかとひらめいたこと。
そして社長自らその学校に通ったそうです。
その後、やはり女性らしいアイディアが必要と感じ、中川さんに声をかけ、ご本人も即決断。同じ学校に通い、技術を習得しました。図案や色もオリジナルの世界です。本当に素晴らしいですね!
食べてしまうのがもったいなくなるこの「でこ煎」は、結婚式で二人の名前を入れて配ったり、誕生日や引越し祝いなどに好評だそうです。四季の行事をデコレーションすることによってお煎餅に季節感が漂いますね。
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