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独協大学アカペラサークルOLFM
地元草加市に1964年に設置された歴史のある獨協大学。広大な敷地を持ち、多種多様なオープンカレッジも開かれ、地元との交流も活発な大学です。この大学で目覚しく内外に活躍の場を広げているアカペラサークル「OLFM」をご紹介します。
バラエティ番組でおなじみの「青春アカペラ甲子園ハモネプリーグ」にもこれまで二回出演!全国から3000あまりある応募の中から20組くらいしか出られないそうです、素晴らしいですね!どんなサークルなのでしょう?
「OLFM」の由来
今年で創立9年。OLFMの意味は、Our Life is Filled with Music の頭文字をとったもの。その名のとおり、音楽で毎日が満たされている、そんなイメージですね。とにかく皆さん歌うことが大好き、講義の空き時間に一人でカラオケに行くメンバーもいるとか!
創立は2002年、6名からスタート。とても熱心だった初代メンバーの努力もあり、どんどん人数が増えて現在は実に100名を超えています。今でも毎年、初代から現在までのメンバーが一度に集う会も開かれているそうです、それも素敵なことですね。
大所帯なのでその利点を活かし、メンバーを固定せずに曲によって入れ替わることがほとんどだそうです。そのおかげで100人以上いる全員の名前も覚えられ、とても和気あいあいとした雰囲気のサークルです。
左から
高鍋 遼太郎さん 4年 ベース&パーカス
田口 夢実さん 2年 1stコーラス
蒲田 侑さん 4年 リードボーカル
吉川 雅人さん 1年 2rdコーラス
佐々木 那欧さん 2年 3rdコーラス
毎年行われている、卒業生が中心の校内ライブのリハーサルにもお邪魔しました。
突然お願いしたにもかかわらず、すてきな歌声を聴かせていただけました。
曲作り
歌うのは既存の曲ですが、コーラスやボイスパーカッションと呼ばれる部分はなんとオリジナルで作ることが多いそうです。コード理論を勉強しているメンバーもいるとか!
音楽に関する学科があるわけでもないのにこれはちょっと驚きでした。
各自パソコンを使って楽譜を作ってしまったり、はたまた楽譜が読めないメンバーは耳で覚えてしまったり、その多彩さには感心するばかりでした。
そして歌とは少し違い、曲を作る上でとても大切な役割のボイスパーカッション。この分野はまだ確立されておらず、本なども皆無に等しいので、先輩の代から技が受け継がれているそうです!
この分野も今後どのように発展していくのか興味深いところではないでしょうか。
いきものがかり/ありがとう
広がる活動の場
校内ライブのみならず、地域に繰り出して活動の場を広げているOLFM。
地元草加駅前のスターバックスでは年二回のライブ出演、お隣足立区の「光の祭典」というイベントへの出演も恒例となっています。
その他、埼玉県宮代町で毎年冬に行われるイルミネーション点灯式への出演、ホスピスや児童館からの講演依頼や他大学との交流、と年中盛りだくさんのスケジュールをこなすサークルです。
また驚いたのは、多数の講演をこなすためにサークル内でオーディションがあるということ。いい意味での競争意識が生まれ、励みになるのではないでしょうか?
年二回の合宿で日々の練習を強化、さらに世界アカペラ連盟の日本支部長・犬飼將博さんも指導に来てくれているとのこと!こうしてクオリティの高い曲が生まれていくのですね。
ひとつひとつ違う曲
取材をしていて気が付いたのが、同じ曲を歌っても、男女の構成や声質などによって雰囲気が全く違ってくるということ。
創立当初から歌い継がれている、必ず全員で歌うことにしている「Ain't no mountain high enough」の仕上がりは毎年違ってくるそうです。これも間違いなくメンバー全員で作り上げる世界にたったひとつしかない曲ですね。
大人数でありながらとてもアットホームな雰囲気で、熱いけれど穏やかに盛り上がっている、そんなイメージのOLFMでした。
来年度は創立10年の節目の年、ますます盛り上がりそうですね!!純粋に歌うことの素晴らしさ追求している若いパワーを心から応援したくなりました。