くさなびTOP > 特集記事 > くさなび「情報」 > ステンレスによるハンディクラフトの可能性を追求・篠浦憲一
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒
展示会を数回開催、のちにステンレススチールを扱う会社に入社、加工技術を習得
20年前からクラフト物の制作を手掛ける。
インテリア、エクステリアなどの内外装金物、鉄骨の構造物からドアやサッシ、鍛造の彫刻、テーブルウェア等、大きなものから小さなものまで鉄、非鉄を問わず、多くの金属の特色をふまえた製作を行っている。
今回は草加市在住、以前にステンレスの建築金物などを製作する会社に勤めながら、ご自分で食器などの作品を手掛けられていた、篠浦憲一氏にお話をお伺いしてきました。
今回、ご厚意により作品の中から2点を抽選でプレゼントさせていただきます。ご応募はこちらから⇒
南越谷のレンタルボックス
“おるがんモール”にて作品を販売中
花瓶、小皿、コースターなどシンプルながら緻密な技が活かされた作品の数々が展示販売されていました
立体の物は角を溶接して作り上げられています。
愛媛県に生まれ、草加に住んで7年、以前のお仕事の関係で、ステンレスをテーマに食器などを製作、作品展も開いた経験のある篠浦氏。
ステンレスは他の金属と比べて自由に成形しにくく、プレスやスピニングで作られた製品は多くありますが、ハンドクラフトのように、手で作ったものはめったに見受けられないそうです。
確かに陶芸品などに比べると、目にする機会も少ないですね。
まっすぐ切るのでさえ、工作機械や電気工具類を使わないと難しい硬度の高いステンレス。その扱いにくいステンレスを使ってどの位まで手作りすることができるのか、可能性に挑戦しようと思ったのが作品を作り始めたきっかけとのこと。
少しの注意を払えば錆にくく、取り扱いも簡単なステンレスは他の金属に比べて日常生活にも適している、と語る篠浦氏。それなのに、例えば日常使う食器などのレパートリーに入れられることは極めて少ないことは一般的にも明らかですね。
馴染みがあるようで実際のところあまり身近でない、この素材の良さもアピールしながら、試験的に販売を始めています。
レンタルボックス“おるがんモール”は月単位の契約で、リサイクル品やハンドメイドの物などを個人出店できるレンタルボックス。古着、時計、カメラ、カントリー雑貨からアクセサリー、手芸品、ビーズを使った作品などおもちゃ箱のような楽しいお店です。